テストの花道に学んだ文章構造「頭尾双」

こんばんは!
今日は、先日NHKで放送された「テストの花道」という番組を見ました。
その中で文章構造を理解するためのキーワードとして「頭尾双」が紹介されていました。

とても興味深い内容で、文章を読む際だけでなく、情報を発信する身としてもとても大切な考え方だと思いましたのでご紹介します。

頭尾双とは

竜を思い起こさせる、RPGなどの技で出てきそうな名前ですが全然関係ありません。
僕の勝手な妄想は置いておきまして・・・
頭尾双とは文章の結論の位置を表すキーワードです。

頭:結論が文章の先頭にある(頭括式)

結論が最初にあり、その後その結論に至った経緯などを説明する構成です。
例:私は怪我をしました。なぜなら、準備運動をせずに激しい運動をしたからです。

尾:結論が文章の最後にある(尾括式)

結論が最後にあり、その前にその結論に至る経緯などを説明する構成です。
例:私は、準備運動をせずに激しい運動をしたので怪我をしました。

双:結論が文章の先頭と最後にある(双括式)

結論が最初と最後にあり、それに挟まれるようにしてその結論に至る経緯などを説明する構成です。
例:私は怪我をしました。なぜなら、準備運動をせずに激しい運動をしたからです。よって、私は怪我をしたのです。

文章の内容に合わせて使い分ける

頭(頭括式)は、チュートリアルに向いていると感じました。
始めに「こんなものを作りますよ」「できるものはこんなものですよ」という成果物(結論)を伝え、その後に成果物の作成手順(経緯)を示して行く方が分かりやすいです。
こんな手順でこういう物が出来ました(尾括式)というチュートリアルもありますが、個人としてはちょっと分かりにくいと思います。
っというより、どんなものができるのか分からないとチュートリアル読む気にならないという僕の性格が原因かもしれません・・・

次に尾(尾括式)ですが、起承転結のパターンなので一般的にはどの文章でも合うと思います。
しいて適している物を挙げるとすると、オチがあるストーリー性を含むものでしょうか。
サスペンスの犯人や落語のオチ(結論)を最初に伝えてしまうと、どんなに面白いものも半減してしまいますね。

最後に双(双括式)ですが、結論をより強く主張したいときに使うと良いと思います。
また、文章が長いとき等は最初に言った結論が読み進めて行く際に薄れてきて最終的に「結局何だったの?」と思った際に、改めて結論がまとめられていると親切ですね。
意識して利用した事がないので、利用用途はあまり思い浮かびませんでした。すみません。。。

これは文章を伝える際の考え方の1つに過ぎません。
読み人の事を考え、読みやすく分かりやすい、読んでためになったという文章が書けるよう日々精進したいと思います。
また、うまいと思った文章や心に残る文章がどのような構成でまとめられているかを分析するのも、よい文章を書くためのトレーニングになると思いますので、この「頭尾双」に気をつけて読みたいと思います。
それでは!


今日の反省

amebaにブログ作りました。
というよりアカウント作りましたといった方が正しいですね。
After EffectsPhotoshopなどの情報は、Amebaで配信しようと画策中!
今週中には形にしたいと思います。

今日の気づき
  • メモを取らないと忘れる
  • 分かっていても実行するのは難しいと改めて実感。